2013年12月10日火曜日

はじめましてエハラと申します。

はじめて投稿させていただきます。レジデントのエハラと申します。ブログ係のサオヤマ殿の同期(レジデント2年目)です。

ブログなるものへの投稿自体が実は人生初めてです。

相方からのプレッシャー(おれだけじゃなくてお前も早く書けよ!的な視線)を感じつつもなかなかブログに手をつけなかった理由は

1.人生初めてのことに対する畏怖の念
2.きわめて優先事項の高い案件を複数抱えていたという個人的事情
3.ブログ係の文才に対する気おくれ
4.特定秘密保護法に抵触する内容を記してしまわないかという保身の心
5.・・・・・

などなど。

しかしこのたび上記2.の複数案件にひと段落がつき、その内容を是非ブログに、との期待感が高まりましたので投稿する運びとなりました。


その案件とはズバリ学会発表です。10月に救急医学会での口演発表、そして11月には同じ内容でAHA(American Heart Association )のReSS(Resuscitation Science Symposium)でポスター発表を行うという事案でした。
 
 
↑AHAの会場、ダラスのOmni Dallas Hotel

まだ医師4年目ですよ?学会発表も今年の2月に「日本中毒学会西日本地方会」で人生初の学会発表を終えたばかりですよ?なのに3回目にして海外発表ですか?しかも単身での海外渡航自体も初めてでですよ?いいんですか?
 
弱音を吐く僕に対して周りの上級医の先生方は「かよわいおっさんには旅をさせろ」の格言通り、データの整理から何から何まで「まずは自分でやってみなさい」と。
これぞ国立大阪救命救急センターの教育の極意。
 
 

内容は心停止患者に対する脳局所酸素飽和度(rSO2)測定について。
蘇生中の患者の頭にセンサーを両面テープで張り付け、脳に酸素が供給されているかどうかを測定するというもの。
大阪大学から研究テーマをいただき、色々とアドバイスをいただいて発表にたどり着きました。
 
 
実際にはポスターなので約90分間ポスターの前に張り付き、見に来る人とフリーディスカッションをするだけ。
口演に比べると気は楽です。
 
 
↑僕が作ったポスター

 
↑会場は大量のポスターが掲示されており、与えられた90分は飲み物や食べ物を自由に食べながら見て回るというまさにパーティのノリ。想像してたよりざっくばらんな雰囲気で拍子抜け。
 
 
↑それでもこんな感じで英語でのディスカッションには四苦八苦。このおばさんは片言英語の僕に耳を傾けてくれました。最終的には海外の人と5人ぐらい、日本人と4人ぐらい話しました。
 
rSO2の研究は最近特に日本で盛んなようで、日本人との議論は比較的突っ込んだ内容となりましたが海外の人は「そもそもrSO2って何?」など基本的な質問中心でした。
 
 
以上初めてのブログ、「医師4年目にして初の海外発表、単身渡米編」でした。
以下初めてのブログ「反省編」です。
 
1.初の海外学会発表に比べたら初めてブログを書くのは抵抗なしでした。
3.さおりんのようなファンキーな書き方は無理でした。こんな程度で許してください。
4.患者情報に触れてないので大丈夫かと思います。
 
次回は佐尾の山部屋からの中継となるようです。